2023/03/29

明治以降の日本のイネの品種改良と生み出されたイネたち

雄町(おまち)

明治2~3年ころ、岡山県上道郡高島村の岸本甚造が、

伯耆大山に参詣の途次、良穂2本を持ち帰ったことに始まる。


亀治

明治3~8年の間、島根県能義郡荒島村の広田亀治が、

「縮張種」から抜き穂によって選出した。


竹成(たけなり)

明治7年、三重県三重郡竹永村の松岡直右衛門が、

「糯千本種」のなかに変わり穂を発見し、選出した。


神力(しんりき)

明治10年、兵庫県揖保郡中島村の丸尾重次郎が、

有芒種「程吉」のなかから無芒の良穂を発見し、選出した。


愛国

明治15年ころ、静岡県加茂郡青市村の高橋安兵衛が、

晩稲「身上起」から選出した「身上早生」に由来する。


亀ノ尾

明治26年、山形県東田川郡大和村の阿部亀治が、

「冷立稲」のなかから選出した。


衣笠早生

明治28年、高知県長岡郡十市村の鍋島菊太郎が

「出雲早生」のなかから出穂の早い変異株を発見して「菊太郎早生」と名付け、

同郡稲生村の吉川類次郎がさらに穂選を加えて改良した。

この品種は高知県の二期作発展の因をなした。


坊主

明治28年ころ、札幌郡新琴似村の江頭庄三郎が、「赤毛」のなかから

無芒の変異株として発見した。

この品種は北海道の稲作の拡大に役立った。


明治41年に、京都府乙訓郡向田町の山本

新次郎が「日の出」のなかから変わり穂を発見し、選出した

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